2010年5月7日発売
ポプラ文庫ピュアフル
定価567円(本体540円+税)
装画:ワカマツカオリ
  結祈は、ちょっと引っ込み思案の中学1年生。東湖市屈指の旧家である魔布の家に、陽気な性格で校内の注目を集める双子の弟・香楽と、母、曾祖母らと暮らしている。ある夜、禍々しいオーロラを目にしたことをきっかけに、邪悪な「闇の蔵人」たちとの闘いに巻き込まれ……。
「少年少女のきらめき」「SF的な奥行き」「時代小説的な広がり」といったあさの作品の魅力が詰まった新シリーズ、第1弾!


小柄で引っ込み思案な少女。東湖市屈指の旧家で、高校教師の母・真理恵、弟・香楽、百一歳になる曾祖母・カナエらと暮らしている。
 
結祈と二卵性双生児の弟。何事にも積極的な性格で、将来の夢は新聞記者。いつもそばで結祈を見守ってきた。
結祈の前に現れた真っ白な猫。結祈やカナエとは言葉を交わすことができる。「闇の蔵人」に対して、激しい敵意を抱いている。
 
百一歳になる、結祈と香楽の曾祖母。付き添いの登紀子と母屋に暮らす。結祈に魔布家の女性に代々伝えられてきた使命を告げる。
東湖中央署の刑事。とある事件をきっかけに、結祈と香楽と知り合う。東湖市で起こっている行方不明事件に疑問を抱く。
 
いつの頃からか闇の中に潜み、人を襲い、取り憑いてきた邪悪な魔物。正体は謎に包まれている。東湖市で続出する奇怪な事件の黒幕なのか……。


あさのあつこが、「かっこいい女の子たちを書いてみたかった」と語るのが本書、『光と闇の旅人』シリーズだ。
(中略)結祈は、戦うと覚悟しながらも、迷い、揺れる。理想や正義といったお題目になびかず、矛盾から目を
背けず、強がることもできずに、泣きじゃくりながら前に進もうとする。これこそが、女でもない、男でも、少年で
もない、「女の子のかっこよさ」なのだ。
――三村美衣(解説より抜粋)


あさのあつこ
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーU』で日本児童文学者協会賞を受賞。『バッテリー』シリーズで第54回小学館児童出版文化賞を受賞した。著書に『バッテリー』シリーズ(角川文庫)、『NO.6』シリーズ(講談社文庫)、『The MANZAI 』シリーズ、『ほたる館物語』シリーズ(ともにポプラ文庫ピュアフル)、『ガールズ・ブルー』シリーズ(ポプラ文庫)、『夜のだれかの玩具箱』(文藝春秋)、共著に『青春スポーツ小説アンソロジー ぼくらが走り続ける理由』(ポプラ文庫ピュアフル)などがある。

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